コラム・お知らせ
2016年8月30日
経営者の心構え②(スタッフへの配慮)
前回の続きです。
http://www.acepartners.jp/column/management0001/
スタッフが悲鳴を上げる状態。
業務をしてみて、その原因がオーナー親子のスタッフに対する配慮のなさにあることは明らかでした。
スタッフは経営者の許容範囲を超える仕事をサポートして下さるビジネスパートナーです。わざわざ
『して下さる』と丁寧に示してるのには訳があります。下手に出ると言うわけではありません。
独りでできるビジネスには限りがあるので、パートナーの力を借りなければなりません。
『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。』
これは、山本五十六氏(元帥・海軍大将・連合艦隊司令長官)が残した名言です。見れば一目瞭然、
人に何かをしてもらうにはその内容を把握し、意義を共有し、できるまでサポートする。仕事を行う
パートナーに対して十分な配慮をし、その結果に対価を支払うと言うことです。対価は評価に応じて
差を設けますが、更に褒めるという配慮により評価を上げる仕事を返して下さるのです。
オーナー親子にはこの配慮が完全に欠落して『自分たちは薬剤師じゃないから、その仕事は理解でき
ないし、業務もできないからして。』と、こんな感じです。
スタッフの多くは『業務ができないにしても、理解してください!』と、訴え続けたのですが耳を貸さ
なかったそうです。
おせっかいとは思いましたが見るに見かねて語気を強めて、オーナーに経営者としての心構えを大至急
改めないと事業継続が困難であることを告げましたが…。
『はぁ…、大変です(ねぇ)。』
まるで他人事のような気の抜けた返事を返されます。呆れかえりつつ、更に語気を強めて事業売却を
提案してみたところ…。
『そんなことをしたら食べていけない。それはできない。』
上記やり取りを1時間ほど繰り返したのですが、らちが明かないので日を改めて話合いを持つことに
しました。とりあえず、自身が業務全般を把握し人任せにしない、スタッフに対する配慮はストイック
なくらい行うよう忠告したのですが…。
つづく
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