コラム・お知らせ
2016年8月31日
経営者の心構え③(外部からも疑いの目?)
前回の続きです。
http://www.acepartners.jp/column/management0002/
日を改めてオーナーと話合いを取ったときのことです。
自身の経験と数日間に垣間見えた現状から、人的要因の悪化以外にも経済基盤も悪化しているだろうと
思い、いろいろ質問してみると…。
『先日、長年付合いのある取引先卸業者さんから買掛金の回収条件を変えられました。』
『3ヶ月後回収が2ヶ月後回収に変更されて資金繰りが少しつらくなった。』
『支払いが遅れるとか、何も迷惑をかけていないのに…。』
≪少し脱線します≫
診療所・クリニックにも当てはまるポイントです。
通常、売掛金である社会保障費(社会保険・国民健康保険の保険負担分)の振込みは2ヶ月後、買掛金
である医療器具・薬剤費などの消耗品の引落し・振込み期限は3ヶ月後になります。入金から1ヶ月後
に買掛金が回収されることで安定経営につながるのが強みです。
話を戻すと買掛金回収の条件を意味なく厳しくされることはまずありません。それが実効されている。
『何も迷惑をかけていないのに…。』
それはない。経営に何かしらの不安があると疑われているのは明白です。そうなると第3者が介入し、
有らぬ疑いなら晴らさないと、事業継続不能になる時期が早まってしまいます。
条件変更に要因が何にあるのか?
早速、当グループが懇意にしている取引先卸業者に一般論としてこの事例が実効される条件を質問して
みました。返ってきた条件は信用を失う行為が認められたときで、例えば…
『契約書を交わすことを拒否・保留したまま取引きを継続している。』
『買掛金の満額回収をできない状態が続く。』
『単なる悪い噂。』
だそうです。
最後のは別として、それ以外は信用を失って当然です。
その様な行為はないので『単なる悪い噂。』なのか?
結局、実効した取引先卸業者とコンタクトを取ることにしてみました。
つづく
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