コラム・お知らせ
2016年9月1日
経営者の心構え④(疑いの理由に唖然・・・)
前回の続きです。
http://www.acepartners.jp/column/management0003/
なぜ取引条件の厳しい変更が実効されたのか?
話を伺うべく担当者にコンタクトを取ってみました。最初に返ってきた回答は…。
『全社的に回収条件を見直している。』
こちらの経歴(薬局経営者で先方他支店での取引実績がある)を承知の上でも、そう言うしかないのは
わかりますが、そんな訳がありません。数分のやり取りの後、先方の担当者・支店長と3者で面会する
提案を受けました。当事者がいない、なんとも言えない不思議な空間ですが先方の希望ですのでお受け
することにしました。
面会の当日…。
早々に契約上不誠実な行為がないことを双方確認できたのですが、変更した条件は元に戻せないと頑な
に拒まれてしまいます。何とか本音を引き出そうと取引きに関する話題をいくつか投げかけて、やっと
答えて下さった理由を聞いて返す言葉がありませんでした。
『オーナー親子が経営者として将来をどう見据えているのか?』
『普段の訪問で何も見据えていない感じが充満していると感じた。距離を開けてお付き合いしたい。』
『経営破たんの可能性も想定して取引条件を変更しました。』
もうお手上げです。
『あなたはいつまでこの薬局のフォローをされるのですか?』
『この薬局を事業継承されるお考えではないのですか?』
と、逆に質問を返されてしまい苦笑いするしかありません。
『オーナーの意識改革を行い、経営基盤を強化させたい。』
『その上で取引条件を以前のものに戻してほしい。』
と返すと、次はこんな依頼を受けました。
『あなたがこれなら大丈夫と判断できたときに、改めて検討させてください。』
経営者の心構えが備わっていないと、内外問わず厳しい評価を受け信用を失います。失った信用を取り
戻すには失った以上の時間を費やすことになります。そうならないためにも、あらゆる事柄に気を配る
ことを怠ってはいけませんね。
このテーマについては終わりますが、再建は始まったばかりです。
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